窒化ホウ素複合アトマイズノズルは、粉末冶金のガスアトマイズに特化し、1750℃までの高温下で優れた形状安定性と耐侵食性を発揮します。
製品概要
窒化ホウ素アトマイズノズルは、ガスアトマイズ法による金属粉末製造向けに設計されており、極限の熱的・機械的ストレスに耐えることができます。
独自のBN複合セラミックスから製造され、優れた形状安定性と、溶融金属や高速ガス流(最大1750 ℃)による侵食に対する高い耐性を備えています。
主な特長
•高温安定性 – 最大1750 ℃の過酷環境に耐える
•耐熱衝撃性 – 急激な温度変化下でも安定性を保持
•精密なガス流制御 – 均一な粉末粒径分布を確保
•耐腐食性 – 溶融金属や腐食性ガス環境に耐性
•超クリーン出力 – 金属不純物の混入を防ぎ、粉末純度を保証
ガスアトマイズにおける役割
ガスアトマイズは、高速ガス流によって溶融金属を微細粉末へと変換するプロセスです。窒化ホウ素アトマイズノズルは、精密なガス流制御を実現し、高温応力下でも形状安定性を保持するとともに、粉末製造過程での不純物混入を防止します。
BN複合材グレード
•BN-B:BN + Zr + Al – 熱特性と化学安定性のバランス
•BN-C:BN + SiC – 耐浸食性と熱伝導性を強化
•BN-D:BN + Zr – 高い機械的強度と寸法安定性
•BN-E:BN + AlN – 高速熱伝導と優れた耐酸化性
技術データ
| 項目 | BN-B | BN-C | BN-D | BN-E |
|---|---|---|---|---|
| 成分 | BN+Zr+Al | BN+SiC | BN+Zr | BN+AlN |
| 色 | 灰白 | 灰緑 | 灰白 | 灰緑 |
| 密度 (g/cm³) | 2.25–2.35 | 2.40–2.50 | 2.80–2.90 | 2.80–2.95 |
| 体積抵抗率 (Ω·cm) | >10¹³ | >10¹² | >10¹² | >10¹³ |
| 使用温度 (℃, 大気) | ≤1000 | ≤1000 | ≤1000 | ≤1000 |
| 使用温度 (℃, 不活性雰囲気) | ≤1750 | ≤1750 | ≤1800 | ≤1800 |
| 使用温度 (℃, 真空) | ≤1750 | ≤1750 | ≤1800 | ≤1800 |
| 曲げ強度 (MPa) | 65 | 80 | 90 | 90 |
| 熱膨張係数 (10⁻⁶/℃) | 2.0 | 2.8 | 3.0 | 2.8 |
| 熱伝導率 (W/m·K) | 30 | 40 | 30 | 85 |
本データは代表値であり、保証値ではありません。
典型用途
•粉末冶金 – 金属アトマイズ粉末の製造
•航空宇宙・防衛 – 高温構造材料粉末の製造
•電子・半導体 – 高純度金属粉末による薄膜・デバイス製造
•先端材料製造 – 高性能合金および複合材料粉末の生産
輸送包装仕様
•内層包装:真空パック包装
•外層包装:段ボール箱
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