窒化ホウ素複合ノズルは、非晶質合金ストリップ鋳造向けに設計され、優れた耐熱衝撃性・耐食性・酸化安定性を持ち、高速鋳造プロセスに最適です。
基本パラメータ
| 項目 | 数値(代表値) |
|---|---|
| グレード | BN-B / BN-C / BN-D / BN-E |
| 成分 | BN複合材(Zr, Al, SiC, AlN 添加) |
| 色 | 灰白色 / 灰緑色 |
| 密度 (g/cm³) | 2.2 ~ 3.0 |
製品概要
窒化ホウ素ノズルは、非晶質合金ストリップの急冷凝固プロセス向けに開発され、BN+Zr+Al、BN+SiC、BN+Zr、BN+AlN などの窒化ホウ素複合セラミックスから製造されています。
本ノズルは、優れた耐熱衝撃性、溶融金属に対する耐食性、そして最大1700 ℃までの高温酸化安定性を備えており、高速ストリップ鋳造プロセスに最適です。
主な特長
•耐熱衝撃性 – 複合配合により急速な加熱/冷却による亀裂を防止
•寸法安定性 – 熱膨張係数が低く、長期使用でも構造を維持
•耐食性 – 溶融Al、Ni、Cuおよび高速ガス酸化に強い
•高強度 – グレードにより抗曲げ強度は最大90 MPa
•カスタマイズ対応 – 技術図面に基づく精密加工が可能、納期は約2週間
ストリップ鋳造プロセスにおける役割
非晶質ストリップ鋳造は、溶融合金を回転基板上で急冷凝固させるプロセスです。窒化ホウ素ノズルは、安定した溶湯流を供給し、ストリップ厚さの均一性と品質の一貫性を確保するとともに、金属侵食・高速ガス酸化・熱サイクル応力に耐え、安定した生産を実現します。
BN複合材グレード
•BN-B:BN + Zr + Al – 熱特性と化学安定性のバランス
•BN-C:BN + SiC – 耐浸食性と熱伝導性を強化
•BN-D:BN + Zr – 高い機械的強度と寸法安定性
•BN-E:BN + AlN – 高速熱伝導と優れた耐酸化性
技術データ
| 項目 | BN-B | BN-C | BN-D | BN-E |
|---|---|---|---|---|
| 成分 | BN+Zr+Al | BN+SiC | BN+Zr | BN+AlN |
| 色 | 灰白 | 灰緑 | 灰白 | 灰緑 |
| 密度 (g/cm³) | 2.25–2.35 | 2.40–2.50 | 2.80–2.90 | 2.80–2.95 |
| 体積抵抗率 (Ω·cm) | >10¹³ | >10¹² | >10¹² | >10¹³ |
| 使用温度 (℃, 大気) | ≤1000 | ≤1000 | ≤1000 | ≤1000 |
| 使用温度 (℃, 不活性雰囲気) | ≤1750 | ≤1750 | ≤1800 | ≤1800 |
| 使用温度 (℃, 真空) | ≤1750 | ≤1750 | ≤1800 | ≤1800 |
| 曲げ強度 (MPa) | 65 | 80 | 90 | 90 |
| 熱膨張係数 (10⁻⁶/℃) | 2.0 | 2.8 | 3.0 | 2.8 |
| 熱伝導率 (W/m·K) | 30 | 40 | 30 | 85 |
📌 本データは代表値であり、保証値ではありません。
典型用途
•非晶質合金ストリップ鋳造
•溶融金属の流動制御
•高温ガス支援プロセス
•高性能合金・複合材料の製造
輸送包装仕様
•内層包装:真空パック包装
•外層包装:段ボール箱
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